テレビCMを打つリフォーム会社の広告費は、誰の工事代金から出ているか
テレビCMでよく見るリフォーム会社の広告費、実際はどこから出ているのでしょうか
テレビを見ていると、頻繁にリフォーム会社のCMが流れています。全国展開する大手から地域密着型まで、多くの企業が広告を打っていますが、その莫大な広告費は一体どこから捻出されているのでしょうか。実は、これらの広告費の多くは、最終的にお客様の工事代金に含まれて転嫁されているのが業界の実情なのです。
リフォーム業界の費用構造を詳しく見てみましょう
広告費の業界平均は売上の何割程度か
一般的に、テレビCMを積極的に展開するリフォーム会社の広告宣伝費は、売上高の10〜20%程度とされています。これは他の業界と比較しても相当高い水準です。特に全国展開している大手企業の場合、年間の広告費が数十億円規模に上ることも珍しくありません。

中間コストの積み上がりメカニズム
テレビCMを打つリフォーム会社の多くは、実際の工事を下請け業者に依頼する仕組みを採用しています。この際、以下のような費用構造になっているケースが多く見られます。
- 実際の工事費:60〜70%
- 営業・管理費:15〜20%
- 広告宣伝費:10〜20%
- 利益:5〜10%
つまり、100万円の工事であれば、実際の工事にかかる費用は60〜70万円程度で、残りの30〜40万円は営業費用や広告費、会社の利益として使われていることになります。
営業スタイルによる違い
訪問営業型のリフォーム会社の場合、営業マンの人件費や交通費も大きな負担となります。業界では、契約を1件取るのに10〜20件程度の訪問が必要とされており、これらの営業活動にかかるコストも最終的に工事代金に反映されているのが実情です。

一方で、地域密着型の小規模なリフォーム業者の場合、広告費や営業費を大幅に抑えることができるため、同じ工事内容でもより安価に提供できる傾向があります。
業界データが示す実際の数字
国土交通省の「住宅市場動向調査」によると、リフォーム工事の平均単価は年々上昇傾向にあり、その要因の一つとして営業・広告コストの増大が挙げられています。また、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査では、同じ工事内容でも業者によって見積もり金額に2〜3倍の開きがあるケースが報告されており、この差額の多くは中間コストの違いによるものとされています。

特に、マッチングサイトや広域展開型の企業を通じた場合、手数料や紹介料として工事費の10〜15%程度が上乗せされることが一般的です。これらの費用も最終的にはお客様の負担となっているのが現実なのです。
お客様が知っておくべき実践的なポイント
見積もり内容の詳細確認
リフォーム会社から見積もりを取る際は、工事費以外の諸経費や管理費の内訳を詳しく確認することが大切です。「一式」で表記されている項目があれば、その詳細を必ず聞くようにしましょう。
複数業者での比較検討
テレビCMでよく見る大手企業だけでなく、地元の実績ある業者からも見積もりを取ることをおすすめします。広告費のかからない業者の方が、同じ品質の工事をより安価に提供できる場合が多いためです。
直接施工業者への依頼も選択肢に
中間業者を通さず、実際に工事を行う職人や工事会社と直接契約することで、中間マージンを削減できる可能性があります。ただし、アフターサービスや保証の面で注意が必要な場合もあるため、事前の確認が重要です。
まとめ
テレビCMを頻繁に見かけるリフォーム会社の広告費は、最終的にお客様の工事代金から捻出されています。この仕組みを理解した上で、複数業者を比較検討し、自分に最適な業者選びを行うことが大切です。
この記事の根拠
本記事は、国土交通省「住宅市場動向調査」、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの調査データ、中小企業庁「小規模企業白書」などの公的統計データを参考に執筆しています。
なお、kenzoukun.comはこうした中間マージンを取らず、お客様と地元業者を直接つなぐ手数料ゼロのプラットフォームとして運営しております。